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胃カメラ gastroscope

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胃カメラ検査について

胃カメラ

胃カメラ検査では、食道がんや胃がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍を始めとして、逆流性食道炎、急性・慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃・十二指腸ポリープ、ピロリ菌感染症といった病気を発見するために、内視鏡を口や鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜をリアルタイムで観察します。

当院の胃カメラ検査について

当院の院長は、初期研修終了後から大津赤十字病院消化器内科に勤務し、消化器系疾患を中心に多くの患者様の診療・治療にあたって参りました。特に食道がんや胃がんの内視鏡治療を数多く経験しております。こうした診療実績をもとに、患者様の状態に応じて胃カメラ検査を行ってまいります。

当院では富士フイルム社 最新モデル(2022年8月現在)の内視鏡システム「ELUXEO 7000」を導入しております。特殊な短波長の光を用いたBLI(Blue Light Imaging)などの観察モードにより、血管や表面模様を詳細に確認し、微小な病変の発見や腫瘍の質的診断を行います。

機材ELUXEO 7000

内視鏡検査が苦手な方や初めて受けられる方でも苦痛なく安心して受けていただけるよう、極細径(先端の太さ5.8mm)でしなやかなスコープを用いております。また静脈麻酔薬(眠り薬)を使用して検査することも可能です。 また、当院では胃カメラ検査と大腸カメラ検査を一日で一度に受けることもできます。何度も受診することが難しい方はぜひ一度ご相談ください。

内視鏡AI診断システム『CAD EYE™』を導入しました

内視鏡AI診断システム『CAD EYE™』

AI技術の一つであるディープラーニングを活用して病変をリアルタイム検出・鑑別を支援するFUJIFILM社のシステムです。

検出支援モード

検出支援モード イメージ
検出支援モード イメージ
検出支援モード イメージ

*食道癌や胃癌、大腸ポリープが疑われる部位がリアルタイムに表示され発見しにくい病変の検出率も向上し、見落としを少なくします。

診断支援モード

診断支援モード イメージ

*大腸ポリープが腫瘍性または非腫瘍性である可能性を推定し、リアルタイムに結果を表示します。これによりポリープが切除必要なものかのどうかの判断支援が行えます。

熟練の内視鏡専門医が検査を行なっても、発見しにくい病変があることは内視鏡検査医としては周知の事実です。
今回、内視鏡AI診断システムを導入したことで内視鏡専門医の経験・知識にAIの技術がプラスαされ見落としを減らしていければと期待しております。

胃カメラを受けるときの注意点

検査前日

  • 前日の夕食は、なるべくお早めにすませて、21時以降は固形物をとらないでください。
  • 水分摂取は透明なもので十分に補給してください。

検査当日

  • 当日の朝も水分摂取はしてくださって構いません。ただし色のついた液体(牛乳、ジュース、濃いお茶など)は避けてください。
  • リラックスして検査が受けられるよう、ゆったりとした服装で来院ください。
  • 静脈麻酔(眠り薬)を希望する場合は、お帰りの際に乗り物(車、バイク、自転車など)の運転ができませんので、他の交通手段で来院していただくか、または運転のできる家族の方と一緒においでください。

※空腹状態であれば、検査枠の空きなどによっては当日検査も可能となります。当院までお気軽にご相談ください。

検査の流れについて

1
胃のなかの泡などを消してきれいにしてくれる白い液体を飲んでいただきます。
2
のどや鼻に局所麻酔をします。キシロカインという麻酔薬を使いますが、まれにこの薬でアレルギーをおこす方がおられます。以前に内視鏡検査や歯の治療の際に麻酔薬で具合が悪くなったことがあればお申し出ください。
3
必要に応じて消化管の緊張を和らげる薬(抗コリン薬)を注射することがあります。しかし、緑内障(眼圧があがる病気)、前立腺肥大、心臓の病気(狭心症、心筋梗塞、不整脈など)のある方は症状を悪化させるおそれがありますので使用しません。
以上のような病気にかかっている方はお申し出ください。 注射薬のかわりに、ミント(メントール)の成分がふくまれた薬を胃のなかで散布することもあります。
また、ご希望に応じて静脈麻酔(眠り薬)を注射する場合があります。
4
検査室ではベルトをゆるめ、左側を下にして横向きに寝て、マウスピースをくわえます。
5
内視鏡を口や鼻から挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を観察します。
6
検査中は、のどや肩の力をできるだけ抜いてください。また唾液は呑み込まずに口から外へだしてください。消化管内に空気をいれて観察しますので、お腹の張る感じがあります。必要に応じて「げっぷ」を我慢していただきます。
7
通常、検査は5~10分前後で終了します。
8
必要に応じて粘膜の一部をちぎり取り(生検検査)、顕微鏡で細胞を確認する(病理組織検査)ことがあります。青い色のついた液体をかけて(色素散布)、粘膜の様子を詳しく観察する場合もあります。
9
強い反射(えずいてしまうこと)や偶発症が起こった場合には、検査を中止せざるを得ないこともあります。

検査後について

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